今回は、記憶術で本当に覚えることができるの?
ということを実際に体感して頂こうと思います。
一見覚えることが大変そうだな~と思えることも。ちょっと見方を変えるだけであっという間に覚えることが出来てしまいます。
とはいえ、今回お伝えするのは、その記憶術の中でも初級編と思ってください。
記憶術には様々な手法があり、覚える物や目的に対して適した手法を活用していきます。
今回お伝えするのは、その数ある方法の1つに過ぎないということです。
全ての手法をマスターするとどんなものでも覚えることが出来るようになります。
とはいえ、この一つでもかなり役に立つ手法にんりますので、是非実際の資格試験に活かしてみて下さい。
記憶術の基本
まず、記憶術に入る前に、その基本を確認しましょう。
頭の中に情報が記憶される為には、いくつかのポイントが有ります。
今回は大きく2つに絞ってお伝えします。
1つめは、『感情』
私達の脳には、記憶の入り口とされている『海馬』
感情をつかさどるといわれている『扁桃体』
というものがあります。
この『海馬』と『扁桃体』は脳の中心部分の存在しています。
記憶の入り口である『海馬』のすぐ近くに感情をつかさどる『扁桃体』があるということです。
これは、一体に何を表すのか?
というと。
感情が大きく動いた時、強く記憶に残る!
ということです。
皆さんも過去の記憶を思い返してみて下さい。
▼学生の時、テストで100点とった!
▼運動会で一等賞とった!
▼初めて彼氏(彼女)ができてデートにったこと
いいことも覚えていますが。
一方で嫌だな~と思う記憶も覚えていると思います。
いい感情にせよ。悪い感情にせよ。
感情が大きく動いた時のことが覚えているですね。
しかも、そうやって覚えた記憶は、何十年前のものであっても忘れていない。
よく考えてみて下さい。
皆さんは、一週間前のお昼ご飯を覚えていますでしょうか?
覚えていないですよね?
でも、過去にすごく美味しかった食べ物ってなにか覚えていないでしょうか?
もしかすると、人によっては、子供の頃にお母さんが作ってくれた『ハンバーグ』とかいう人もいるかもしれません。
その記憶って、何年も前?いや何十年も前の記憶も覚えることが出来ていますよね?
『私が、記憶するのが苦手で・・・』
『私は、頭が悪いんです・・・』
と言う人も、何十年も昔のことを覚えているわけです。
ということは、どんな人でもそれだけ長い間覚える力を持っている。
といことですよね?
でも、今までは、
なぜ『一週間前のお昼ご飯を忘れて』『何十年前に食べた食べ物が覚えているのか』
ということが、分からなかった。
それが、明確に分かれば。
『何十年前に食べた食べ物を覚えていた』ときのように、これからやる宅建の勉強も同じようにやることが出来れば、だれでも短時間で大量の情報を脳に記憶することができるようになる。ということです。
その秘訣の大きな一つが【感情】だった。
ということです。
2つめは、『イメージ』
イメージというと、皆さんどんなイメージでしょうか?
「絵のような感じ?」
「写真や動画みたいに見えるもの」
「頭なの中で想像していること」
そうです。
それ全部イメージです。
思い返してみると。
先ほど上げたような記憶に残っている思いでも。
【イメージ】で覚えていないでしょうか?
美味しかった食べ物の記憶があるのであれば、
その食べ物を食べた情景を思い浮かべなかったでしょうか?
テストで100点取った時の記憶であれば、
その時の友達の反応や両親の反応などの情景を思い浮かべたかもしれません。
ということは、深く【記憶】に残っているものはイメージで覚えているということです。
一方で、イメージにしていないものは、どんどん忘れていきます。
宅建の勉強は、法律用語が多いのでただただその文字を覚えようとすると、
どんどん情報が抜けていきます。
文字として情報を覚えるのは【脳】は嫌がります。
そうではなく文字をイメージに置き換えると、どんどん情報が頭に入るようになっていくのです。
しかも、そのイメージが感情を大きく動かすものであればなおさら記憶に定着していくという仕組みです。
宅建業法をストーリー記憶法で覚える
では、具体的にいくつか覚えてみましょう。
宅建業法の中で、「重要事項説明」というものがあります。
もしあなたが、不動産を購入や借りるときに、物件や取引条件について何も知らないまま契約したいですか?事前に詳しく説明を受けて納得してから取引したいですよね。
そこで「重要事項説明」とは、物件を買ったり借りたりする前に、宅建士は、事前にその物件の内容や取引条件を説明しなければならない。としました。
そこでその「重要事項説明」の中で説明しなければならないことの内。
⑴物件に関する事項①~⑦までを覚えていきたいと思います。
全部で7項目です。
【物件に関する事項】
①登記された権利
②法令に基づく制限
③私道の負担に関する事項
④飲料水・電気・ガス等の供給施設、排水施設の整備状況
⑤未完成物件の場合(完了時の形状・構造等)
⑥国土交通省令・内閣府令(津波災害警戒区域など)で定める事項
⑦建物状況調査等に関する事項(インスペクション)
この7つを覚えていきたいと思います。
どうでしょうか?普通に覚えようとすると、この7つを覚えるだけでも結構大変ですよね。
でも、記憶術を使うと簡単に覚えることが出来ます。
今回覚えていく方法は、ストーリー記憶法です。
頭の中で、これから伝える物語をイメージしながら読んでください。
是非感情を大きく動かすことを意識しましょう。
謄本を右手に、六法全書を左に持ったあなたは、道路の真ん中を歩いています。
すると、目の前に水飲み場がありました。その隣には、建築途中の戸建てがあります。その時、大きな声が聞こえてきました。「津波が来るから逃げろ~」
大急ぎで走って逃げようとすると、建物調査をしている人が、「この建物は安全だからここに避難しなさい!」と教えてくれて、その建物に逃げ込みました
2回~3回くらいイメージしながら繰り返し読んでみて下さい。
すると、もう何も見なくても覚えていると思います。
このイメージに出てくる言葉をきっかけに先ほどの7つの事項を覚えていけばいいのです。
1つ1つの意味については、ここでは詳しく解説していきませんが。
まずは、こうしたザッと覚えてしまう。おそらく2~3分で覚えられると思います。
その上で、一つ一つの項目の意味を理解していくと、非常に効率的に覚えることができてしまうのです。
記憶のやり方は、まだまだ沢山ある。
今お伝えした記憶の技法は、数ある記憶の手法の1つにすぎません。
まだまだ使える記憶法は沢山あります。
そうした【やり方】を知っているか知らないかでは、合格までのスピードが全く違うということです。
このブログでは、そうした記憶の技法をどんどんお伝えしていきますので、今後も楽しみにしていてください。
PS:頑張らないで、楽しむのがコツ
頑張って勉強しよう!頑張って覚えよう!とすればするほど、勉強は進みません。
【どうしたら楽しく勉強できるかな?】とう発想で勉強しましょう♪
先ほどのストーリーも、自分なりにアレンジして「こうしたら面白な~これもありだよね~」みたいに遊ぶ感覚でやってみて下さい。
結果的に勉強の効率が上がります(^^)/