ヤバい集中力 1日ぶっ通しで冴えわたる神ライフハック45
著者 鈴木祐
【ヤバい集中力①】宅建合格の秘密は、圧倒的な集中力
余りに集中し過ぎてしまい死んでしまうかも・・・・
実際に集中し過ぎでなくなった人もいるそうです。
その方法とは【ゲーム】の力です。
ゲーム???
実際に2011年11月イギリス人の男性がゲーム中に意識を失い命を落としました。
記録によると12時間を超えて同じ姿勢でゲームをし続けたことで、体内の水分が減り、固まった血液が心臓から肺動脈に詰まった結果のショック死だそうです。
そういえば、【ゲーム障害】という言葉もニュースで聞いたことありますね。
ある意味、それほど依存性が高いともいえるわけですが。
もし、これだけ夢中になれる力を【勉強】に使うことが出来たらいいなと思いませんか?
今回お伝えするのは、どうして【ゲーム】はこれほど熱狂するのか?
を紐解きながらそれを勉強に応用する方法をお伝えしたいと思います。
勉強に没頭する力を付けたい人は、必見です!!
ゲームが私たちを夢中にさせてしまう秘密とは?
結論を伝えるとそれは【報酬の出し方】だ!
あれ?ゲームに報酬になんてあったっけ?
ゲームをやることで実際にお金がもらえることは基本ありませんよね。
では、【報酬】とは何かというと。
レベルが上がったり、敵を倒すことでアイテムがもらえたり。
いわゆるゲーム上の【報酬】がもらえるわけです。
私達は、仕事をしているとお金という【報酬】をもらいますよね。
どうですか?それによってめちゃくちゃ夢中になって働いていますか?
もしかしたら、ゲームをしているときの方が、集中しているかもしれませんね。
【報酬】をもらえることは、誰しも嬉しいことなので、確かに行動に結びつくかもしれませんが。
やってもやってもお金をもらえない【ゲーム上の報酬】の方が、集中力が高く
仕事をしてもらえる【実際のお金としての報酬】の方が集中力が低い
こう感じる人がいるとしたら、この現象に不思議さを感じないでしょうか?
経営者の立場からすると、社員を動かそうとするときは【報酬】を出来るだけ高くしなければならないと思いがちなのですが。このゲーム理論を見ていくと実は、他にポイントがあることがわかります。
それは【報酬】そのものではなくて【報酬の出し方】
【出し方】がポイントだったのです。
そういった意味では、これからお伝えする内容は、集中力としても使えますが。
人を上手にコントロールする方法としても活用できるとも言えますね。
悪用禁止ですよ(^^;
では、その報酬の出し方について2つの方法をお伝えしたいと思います。
①ニアミスの演出
ニアミスの演出とは、「あともう少しでできる」と思わせてモチベーションを上げる手法です。ギャンブルも中毒性があるといわれますが。まさに報酬の出し方が上手なわけです。
「スリーセブンまで2つまで揃った!あともう一枚で絵柄がそろいそうだ」
と思わせてなかなか出ない・・・
こうしたニアミスを定期的に発生させることでプレイ時間を10%~20%UPするそうです。
では、勉強に置き換えて考えるとどうでしょうか?
これは、【難易度】をうまく調整することがポイントです。
勉強を始めようとしたときに最初から難しいことをスタートさせてしまうと。
【難しすぎて】やる気をなくします。
もしくは、逆に【簡単すぎる】こともあきてしまい集中力が低下します。
これは脳がどう認識しているかというと。
【難しすぎる】⇒頑張っても報酬がもらえない
【簡単すぎる】⇒いつでも報酬を得ることができるから放っておこう
ということです。だからこそ。
【何とか解けそう】と思えるレベルの難易度をやることが重要で、適切な難易度のものを取り組むことで集中力が格段にUPするということです。
これが、【ニアミスの演出】です。
②スピード感
大きな報酬と小さな報酬だったら、そりゃ大きな報酬がほしいですよね。
と、こう聞かれたら確かに大きな報酬が欲しくなりますが。
大きな報酬を得るには、難しいことを乗り越え、長期にわたる仕事をこなさなければならない。となったとき、実は人間の脳はモチベーションを保ちにくい。
そこには、もしかしたらそれが達成出来なくて報酬がもらえないかも・・・・
という予感がよぎるからだ。
そう考えると、大きな報酬だから必ずモチベーションが上がるわけではない。
モチベーションを上げたいなら、「報酬はまだ先にある」と思わせるのではなく、
「あと少しで手に入る」と【報酬の予感】を感じさせるものでなければならない。
そういった意味では、【報酬】そのものよりも【報酬の予感】を感じさせるような報酬の与え方をすることがポイントだ。
勉強に置き換えるなら、「大きな単元を、1ヵ月以内にやる!」と決めて勉強するよりも、「1週間以内に、ここまでやろう」「今日勉強するのはこれとこれにする」と出来るだけ目標を細かく細分化して、その都度小さな目標達成を喜んでいく。
こうした方が、モチベーションが激しくアップするということだ。
獣の特性を利用した超集中法
これらの集中法は、【獣】の特性を活かした集中法の為、非常に強力です。
なぜ、「ニアミスの演出」や「スピード感」が私たちを集中させるのかというと。
人間と言う生き物は、数百年前の世界において
【何も考えずに目の前の報酬に飛び付けるものこそ適応】だったのです。
たとえば、数十キロさきに獲物の大群がいたとしても、目の前に小動物が1匹いればそちらを先に狩ることが、最良の生き残る方法だったわけです。
だからこそ「すぐ手に入りそうな報酬にこそ全力を出す」そういう指示を脳にプログラムされているわけです。
いかがでしたでしょうか?
是非、死ぬほど熱狂するほどのゲームの力を勉強に活用して、宅建合格しましょう!
ヤバい集中力 1日ぶっ通しで冴えわたる神ライフハック45
著者 鈴木祐